lynxeyedの電音鍵盤

MBDとFPGAと車載で使うデバイスの備忘録

ARM

PSoC6とModusToolbox IDE v1.1でBLEを試す

前置き なんだかんだでPSoC63もわりと使えるかもしれないって思ってもらえれば幸い。 補足 ソースコードを逐一追って細かく解説はしません。IDEのインストールとか使い方はのりたんさんがQiitaで手取り足取り解説してくださっています。v1.0の解説だけど、v1…

RunnableインターフェースでマルチスレッドLチカ

LPC800 JVMとRunnableクラスの実装 前回(LPC800にJVM載せてUARTループバック - Lynx-EyEDの電音鍵盤 新館)の続きです。なお、JVMソースコード一式は以下を参照ください lynxeyed-atsu/RaVem · GitHubマルチスレッドで複数のLEDを別々の周期で点滅させようと…

LPC810でArduino API互換環境eXodusinoを使うまとめ

8ピンDIP LPC810でArduinoライクな開発をする Cortex-M0/M0+向けArduino API互換環境eXodusinoはLPC81xシリーズに対応開始しました。 ここでは、8ピン DIPバッケージLPC810で使う方法を取り上げます。 LPCXpresso IDEのダウンロード スイッチマトリクスツー…

Software Design 2012年12月号

ちょっと告知が遅くなってしまったのですが、Software Design誌2012年12月号にて@ytsuboi氏による連載の「はんだづけカフェなう」ARMマイコンをはじめてみよう(後編)にてeXodusinoが登場しました。 わーい。 SD誌2012年11月号から続いてるARMマイコンの話題…

LPC1114 DIPのArduinoボード "NeXtPino" 登場

Arduino本家がArduino DueでARMプロセッサに置き換わるなど、この界隈もまたにぎやかですが、依然としてDIPマイコンが使えるArduino UNOは人気が高いようですね。32bit Arduinoクローン(ソフトのみ、ハードのみ互換含む)でも chipKitシリーズ (PIC32MX/MIPS …

マルツのDIPモジュール基板でeXodusino

eXodusino関連の内容です。■いままでの内容です。参考までに Arduino API互換環境eXodusinoをLPC1114 DIPで使うまとめ - Lynx-EyEDの電音鍵盤 新館 Arduino API互換環境eX(ryまとめ その2 - Lynx-EyEDの電音鍵盤 新館 マルツからこんな基板が出たので買っ…

Arduino API互換環境eXodusinoをLPC1114 DIPで使うまとめ

ここでは、Arduino API互換環境 eXodusino をLPC1114 DIPで使うにあたっての手順をまとめてみました。(1) LPCXpresso IDEの用意 (2) eXodusinoのダウンロード (3) マイコンへの書き込み方法 (4) eXodusinoのLPC1114FN28/102用プログラムのビルド方法Arduino…

LPC4330がやってきた

"You underestimate my Core!!" - LPC4330 said. ダークサイドに堕ちた奴がやってきました。Cortex-M4/M0が入った非対称デュアルコア、LPC4330です。 Cortex-M0/M4ともにAHBマルチレイヤーマスタとしてバスにぶら下がる構造のようです。 LPC4330-Xplorerには…

LPC1115

LPC1115 LPCXpressoを極秘裏に入手 LPC1115というflash容量が64kBに増えたCortex-M0を某所にて入手しました。品名から察しが付くようにLPC1114互換品です。 先代のLPCXpressoに載っていたLPC1114F/301と相違点は64kBフラッシュだけではなく、より徹底した低…

秋月I2C液晶をeXodusinoで使う

Cortex-M0 Arduino互換環境 eXodusinoではArduino I2C(Wireクラス)をソフトウェアでエミュレートしています。*1 が、、時々ACKを取りこぼしたりする現象が確認できたので、Wireクラスのデバッグもかねて動作させてみました。 秋月I2C液晶はこれを使ってます↓…

Cortex-M0ベースのArduino FIO互換機 "Duino-X"

Arduino API互換MARY-DUINOが動作するハードウェア"Duino-X"をこさえました、っと。 MARY-DUINOの機能を増やしていくに連れて、特定用途に特化したハードウェアが欲しくなりました。 そもそもMARY-DUINOはArduino XBee APIライブラリの移植が目的でしたので…

inPulse watchでマンデルブロのジュリア集合で遊ぶ

ARM

積んどくだけの『高級積みARM基板』にならないようにちょっと遊んでいます。 定番のマンデルブロ集合演算です。C言語での開発で、inPulseのAPIも揃ってるので開発は容易ですが、つまづいた点を少し。 タスクはOSが管理している Pulse OSというOSが管理してい…

inPulse Watchが来た

ARM

買ってしまいました。勢いで。内蔵CPUはARM7TDMI-Sらしいです。 http://www.getinpulse.com/Mac OSXでのSDKなどの使い方 http://www.getinpulse.com/guide/mac/↑ここでの説明で十分わかるのですがMacで使う時の補足。 日本語環境では使えないので、「環境設…

MARY-DUINO、マイクロ秒オーダのユーザ割込み関数とウエイト関数に対応

MTM07に出展の皆様お疲れさまです。 風邪など引かぬようお気をつけて下さい。さて、Arduinoのウェイト関数でMARY-DUINOに未実装だった関数を実装しました。 delayMicroseconds() micros() 加えて attachMicroseconds((void *)user_function, int us) detachM…

GitHubにMARY-DUINOの公開リポジトリを設置

MARY-DUINOの最適化時のバグ等が取れたのでアルファ版からベータ版へ引き上げます。 現状ではLPCXpresso IDE4のプロジェクトとなっております。 併せてGitHubにリポジトリを設置しました。フォークして利用者間での開発・公開を目指したいと思います。 今後…

LPC1114を使うArduino互換API環境、MARYDuinoでカラーセンサーを使う話

最近作っているSpartan-6 MicroBoardスタック用カメラボードはロボットの目の部分、つまり画像認識やSURF処理のために作っています。 ついでにiOS環境でHSV変換プログラミングをしているのはiPhone上のカメラで捕らえた映像の色認識をするため。 これから書…

MARYDuinoがXBee Arduinoライブラリに対応

久々のMARY基板ネタです。 巷ではXBeeが流行っているようです。 自分も秋月でお安くなっていたXBee Series2を3個買ってみました。 「何これわかんねぇw」無線化されたUARTの如く使える透過モードはいいとして、APIモードとか解りません。便利そうなんだけど…

MARYDuinoにSDクラス組み込もうとしたけど、どうしたものか

MARY基板のWikiサイトでArduino「っぽいコーディングが出来る」MARYDuinoを作ってます。 簡単なArduinoスケッチであればほぼ無変更で動くかも? ↑Arduino言語とOLEDクラスでマンデルブロ集合演算させてた結果を描画中の図 といってもまだまだ実装できていな…

Java VMとバイトコードとマイコンの親和性は良好?

最近、とある事がきっかけでJVMの勉強をしています。FPGAでOISCを作りたいってちょっと前から思っていて*1その時、id:suikan 氏に「それはスタックマシンの独壇場だろう」と。 ここから脱線が始まる訳です。 FPGAでOISCを作ったは良いけど自分でコンパイラか…

LPCXpresso LPC1227でMARYボードAPIを流用したSPIライブラリ

Cortex-M0でもDMAが動くLPC1227ですが、FatFsを移植しDMA化したいと思います。 まずは、DMAなしでSPIを動かすところからはじめたいと思いました。 LPC1768/1769の時は、CMSISに準拠したペリフェラルドライバライブラリが提供されていましたが、現時点ではま…

DMA付きCortex-M0 / LPCXpresso LPC1227が来た

まだ日本に上陸していないLPCXpresso LPC1227を極秘裏に入手しました。ケケケケ 緒言 128KB flash 8KB SRAM micro DMA controller CRC engine Fm+ I2C 10-bit ADC 2 comparators Flash容量すげー。最大45MHz動作(フラッシュ1ウェイト。30MHzまでならフラッシュゼ…

mbed本が出た

じぇーけーそふとさんがmbed本をリリースされました。別冊 CQ ham radio (ハムラジオ) 増刊 マイコンと電子工作 2011年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: CQ出版発売日: 2011/02/25メディア: 雑誌購入: 5人 クリック: 46回この商品を含むブログ (4件) を見る …

NXPのARMプロセッサのDMAを理解したい

LPC1768/LPC1769を使っていて、是非使いたい機能の中にDMAがあります。しかし、GPDMAとあるように汎用DMAになると特定のペリフェラルに特化していないDMAとなるため、はじめてNXPマイコンを使う人に取っては設定項目の多さ、初期化手順の混沌といった問題に…

MTM06会場向けポスター

ポスターこんなの作りました。可逆圧縮アルゴリズムなど詳細はあえて書いていません。見かけたら宜しくです。 [f:id:Lynx-EyED:2010111820260022j:image]では!今週末11月20,21日、東工大で!

I2S Codecをmbedで制御しましたよ

僭越ながら、東京工業大学で行われるMAKE: Tokyo Meeting 06に参考出展させて頂きます。 今回はmbedグループのいち趣味人として、NXPセミコンダクターズ様、(株)日本サーキット/きばん本舗様、GPS Labo様、CuBeatSystems様 その他の方々と共同出展致します。…

mbed導入事例

以前mbedを購入してすぐOLEDを動かしてみた事がありました。このOLEDは0.95インチと、とても小柄ながら発色も良く安価で単電源3.3V駆動と扱いも簡単なため、aitendoさんでも人気商品です。 この記事を書いている現時点では、すでにキャリーボードが改良され…

mbed向けRice-Golombロスレスオーディオプレーヤのステレオ化

mbedの話題に戻ります。ロスレスオーディオです。 まずここまでの粗筋です LPCM信号から差分PCM(DPCM)を生成し、DPCMをRice-Golomb符号化圧縮・伸張を行うPC上で動作するエンコーダ・デコーダプログラムを作成 圧縮率を確認し、圧縮が行われている事を確認 m…

FreeRTOSをnetduinoで動かしてみた

ここからはMac OS X主体ですが、Windows対応環境もあるので操作方法はほぼ同じです。netduinoはVisual Studio2010を使ってC#やVB*1により強力なデバッガを使って開発できる利点があります。 しかしながら.NetMFでのnetduino開発ではメモリ節約のためJITコン…

netduinoのブートローダを書き換えたり何らかの理由で消えてしまった場合の復旧方法

Windowsユーザの方が圧倒的に多いはずなので、参考までに復旧方法を書いておきます。macユーザもbootloaderの消去方法は同じです。 netduino bootloaderはATMEL ARM7バイナリ用で*.bin形式バイナリファイルで提供されています(例えばここのTinyBooterDecompr…

可逆圧縮オーディオデコーダをmbedにポーティング(アルファ版注意)

前回試作したDPCMをRice Golomb符号化するアルゴリズムですが、mbedに実装してみました。gcc向けソースではデコード結果をバイナリデータとしてファイル出力してますが、mbedではその部分をDAC出力すれば言い訳です。なので簡単……でもなかった*1。mbedのハー…