Duino-X試作版
前回の、Cortex-M0ベースのArduino FIO互換機を設計しましたよ、というお話のその後。
基板が上がってきたので、部品を実装しました。
今回の試作機は電源変動とLPC1114のブラウンアウトリセットの関係を調べることもあってパスコンを減らし、外部クロックは搭載していません。
追記:この後、量産向け試作をしました。詳しくはこちら
カラーセンサS9706搭載バージョンです。写真下段の左側のSW3をON側にするとS9706のバスとLPC1114のSPI1が繋がり、SDカードとLPC1114のSPI0が繋がるようになってます。
始めはマイコンに何も書かれていないので、LPCXpresso経由でブートローダを書き込みます。このブートローダはXBee経由でマイコンのプログラムを書き換える為に必要です。
一度ブートローダを書き込んでしまえば、XBee Series2経由*1でバイナリを書き込むことができます。通信プロトコルは昔懐かしXMODEM 1Kです。TeraTermかハイパーターミナルを使います。
誤ってブートローダを破壊してしまった場合はLPCXpressoが必要になります。
と、こんな感じで、試作で動作確認が出来たので量産先行版を出図しました。
試作版との違い
- パスコンの位置、容量を考慮した設計
- 外部クロック用のパターン
- リセットスイッチの変更(大型化)
- 一部GPIOピンの割当て変更
となります。
*1:実体はUARTなのでUSB-UART直結でもOK