lynxeyedの電音鍵盤

MBDとFPGAと車載で使うデバイスの備忘録

FlucardでFTP

FlashAirとFlucardをゲットしました。
どちらも無線LAN APとして動作し、内蔵ストレージをブラウザ経由で見ることが出来るスグレモノです。
デジカメなどにこのSDを装着し、撮った画像をその場で友人たちに(スマホ経由で)渡せてしまうというコンセプト(らしい)。

f:id:Lynx-EyED:20120429000350j:image

え、SDにtelnetでアクセスできる時代になったのかSUGEEEEEEEE
Flucardはいろいろ中身のlinuxがいじれるようで面白そう。

さて、自分が買ったFlucardだけかもしれませんが、当初すごく不安定でした。USB-SDXCカードアダプタ*1経由でリムーバルディスクと認識されるのですが、数秒もせずにマウント解除→再認識→またマウント解除を勝手に繰り返してました。もちろんWiFiアクセスポイントも見えず。
moyashi氏に教えて頂いた方法で解決。

ああ良かった。SDの/DCIM/123_TREK/にある「設定・写真閲覧」の画像(TREK9996.JPG)を削除すると、閲覧モードになりFlucardのAPが有効になるようです。加速度センサを内蔵しているのか、Flucardを振っても同様の動作になります。
試しにAndroidからtelnetでアクセスしてみました。
f:id:Lynx-EyED:20120429003759p:image
ちゃんと動いてる。

FTPで双方向にファイルをやり取りしたい
自分が今考えているSURFを使ったシステムではFPGAにこのFlucardを繋げ、輝点データや特徴量をFlucard経由でAndroid端末へ送信、それに応じた処理用パラメータをAndroidからSURFシステムにFlucardを経由して受信というシステムを考えています。
なのでFTPが使えると便利。CGIを使うという方法もありますが、まだお勉強が足りて無くてわかりません。
とんすけ氏がFlucardから常時ftpでput/get出来るライブラリを用意して下さっています。自分はdeploy_20120406.zipを使っています。
先ほども述べた通り「設定・写真閲覧」の画像(TREK9996.JPG)を削除しないとAPが有効にならないので、deploy_20120406.zipを解凍して出来たautorun.shの最後に

rm /mnt/sd/DCIM/123_TREK/TREK9996.JPG

を追記しました。

■AndroidからFlucardにファイル転送する
Busyboxがインストールされている事が条件です。大抵の機種でroot化しないとbusyboxが使えないようです。
busyboxがインストールされているとftpput/ftpgetが使えます。
自分の環境はmotorola PHOTON(ISW11M)CM9(android4.0.4)導入済みですが、busyboxが入っていました。

  • androidのsdcardにhoge.txtを用意し、このデータをFlucardへファイル転送する

androidの端末エミュレータから

# cd /sdcard
# ftpput flu.card hoge.txt

とすれば、Flucardに転送できているはず。telnetでログインしてlsコマンドで確認してみます。

# telnet flu.card

Entering character mode
Escape character is '^]'.

#ls
...
 hoge.txt
...

のようになれば成功。
f:id:Lynx-EyED:20120429003800p:image

*1:Flucardは規格上SDHCですが、電流消費量が大きいのでSDXCアダプタを使った方が良いと思われます