Lynx-EyEDの電音鍵盤 新館

制御とか数学とか駄文とか

職を選ぶということと難儀

過去の話をば

技術的なことから少しだけ離れた記事ですが、よく同じ研究室やサークルだった愛すべき(笑)後輩たちから聞かれるのでここで参考がてら私の話をしましょう。

まず
(1) 今何してるの
溶接、車載機器の開発をする会社の画像処理担当 兼 車載電装事業部長

アクセサリ(カーナビ、カーオーディオ)からASR(スリップ抑制)のための画像処理による運転支援。主に後者の開発が部署のメインです。またタイヤ成分の化学分析も行います。
悪環境な場面で活躍する車載電装が得意なことから、風雨にさらされやすい、街路樹などのLED電飾の依頼もあり今年は3箇所での設計をしています。LEDの点灯パターンを人の流量や挙動で変えたりと、どこかに画像処理が入ってたりします。


(2) そこに至るようになった経緯は

  1. 液晶ドライバが当時世界の80%以上のシェアをもっていた某ファブレス
  2. カーナビで有名な某社
  3. よくわからん迷走してたFPGAとかマイコンとかの謎設計屋
  4. 謎代理店

1,2は同時にやっていました。というか2の会社に1の部門がやってきたわけですが、半年スパンで行ったりきたりしてました。
その部門はリーマンショック、震災と続いたのが影響して部門としては解散してしまいましたが、いまでもお仕事を頂いたりします。(この記事を書いてる時点でも1件頂いてます。ありがとうございます)

3. の会社。ここには正直難儀しました。

(i) 当日になるまで何するか決まってない。社長の気まぐれで始まる
(ii) 言ったことを次の瞬間に撤回、やっぱり別のことをやれと言い出す
(iii) しばらくしたら「アレどうなった?」と撤回前の件の進捗を聞く(当然やってない)
(iv) わめきだす。

さて対策を練るわけです。たぶんぼくの仕事の仕方が悪かったのでしょう。次の日も前日のことを忘れて同じパターンで始まります

(i) 当日になるまで何するか決まってない。社長の気まぐれで始まる
(ii) 言ったことを次の瞬間に撤回、やっぱり別のことをやれと言い出す
(iii) 撤回前の件と撤回後の件、そのプロセスに必要な要素を見つけ、どこから最優先にすべきか聞く
(iv) 返事「全部」
(v) 「全部」の真意を聞く
(vi) わめ(ry


コントです。お笑いやりにここに来たつもりはありません。
だいたい、優先度を聞いて「全部」という返事はなんですか、組み込みRTOSだってそんなのディスパッチ処理しないでしょう。
で、わめいたり、嫌味をならべたてて騒ぐわけです。40歳目前のオトナが何をしてるんだ。



こっちも仕事中は録音機を四六時中作動させるようになりました。*1
理由はメモするな、といわれたので思い出せなくなると困るからですが、今録音聞き直したら、院時代の研究内容を聞いてそれをバカにしたりなどしてましたね。技術士の倫理規範を逸脱した行為です。


複数のタスクがある場合はスケジューリングをするのは当然です。


この社長、昼過ぎに出社して、3時過ぎに帰る。
まぁ別にそれは1,2の職場でもあった事のなので別にかまわないでしょう。外部の仕事もあるはずです。仕事と金とってくるのが仕事です。

が、家に帰って夜中に起きて、散々スタッフにメール出して、真夜中に反応なくてイラついたのか知りませんが「明日AM9:30までに仕上げてください」ってそれどうなんですか。


はー。スカイプID教えなくてよかった。夜中にかかってくるぞ(笑


計画性のなさは仕事中にもよく現れました。あるプログラムを共同で作る必要がありました。gitもsvnも使わないとか言い出すわけです。
まぁいいでしょう。開発は2,3人です。diffとって慎重にやればできなくはないでしょう。

とおもったら、目で見て判断してただけだったようです。私の作業全部ぶっつぶれてました。

そんなわけのわからんもの使えるか、とでもいいたかったようですがやってることが訳分からん。
それの繰り返し。いい加減苦言を呈したところ、「技術がないものがいわゆる便利ツールにたよるのは御法度」などとのたまう。

まぁいいでしょう。向こうも僕に言いたいことは山ほどあるでしょう。

さて、とあるとき、Android、Windows Phone(iOSはJS関連の制約でやめたと記憶)でのサービスを提供するという話になったときがあり、端末側のアプリを担当することになっていました。
当時はAndroid StudioもありませんでしたのでEclipse for JavaやVS、Blenderxnaをインストールするわけです。


その後、別の案件が舞い込んできて2ヶ月ほど離れていましたが、その後そのPCの上記インストール物をみて「会社で遊ばないでください」


何いってんだホント。。。


Androidアプリが完成したときにもうこれ以上やりたくない。元気があるうちにここから去りたい、と心底思っていました。
そのころ、胃に穴があくことが度々あり、医者に20代の今はいい、40代以降になったときの癌の確率が大幅に上がる、いい加減身の振り方を考えろ。と助言をされていました。
また結婚を控えていて、これも少なからぬストレスにはなっていたと思います。

大幅なモチベーションの低下は仕事にも現れるわけで、当然できたことすら出来なくなっていくのを実感しました。
数社から(1,2含む)、「来いよ。待ってる」というオファがあったこともあり、会社都合によるドロップアウトをしました。

そして

で、就職活動を控えている後輩たちと、面接を控えてる皆さん。こんな脅しの文章書いて申し訳ない。
でも入ってみないと分からないのは事実です。面接官だって採用してしばらくたたないとその人が有用かどうか分からないはず。裏返せば、みんなも社内の風潮や面子を知りえることなどできない。
多くの約束をせよ。だがそれを果たすな。これが君主として振舞える条件である ― ナポレオン・ボナパルト (が言ったとされている)

ボーナス出る出るとか、待遇上がるよ、などとうそにならない程度にほのめかすと社員はがんばる、上手に半殺しにしておけ的な内容が「経営の上手な社長になるには」みたいな意識高い()啓蒙本に書いてありますね。なんなんですかねこれ。


ただ、言えることは「まじめ」の定義を曲じまげて皆さんに仕事を強要する組織にいる必要はありません。それこそ不真面目な組織なのです。

必ずその者たちは「常識」という言葉を使ってくるでしょう。なんですかそれは。
「説明できないけど、俺がお前たちにやらせたいことをお前の良心に訴えて無理やりやらせる口実」くらいに思っておいたほうがよいです。


お前は技術がない、お前は常識がない、お前は(ry

まぁ耳にタコができるくらいききましたわ。自分が知らないことを提示される焦りなのか知りませんが…これ、新人を蹴落とす洗礼のようですね。


看過できなくなる前に相談すべきと思う。研究室の教授、先輩、もし親がご健在なら親(もちろん、引退されてる方が多いでしょう。情勢は今と異なるので参考程度に)相談すべきです。
どこかで答えが返ってくるはず。後輩のみなさん、わたしも協力できるならその一助を担おうと思います。


今に至るにはもうワンステップあります、その話はまた別のときに。

*1:当然ですが、今も会議や商談では必ず録音します