lynxeyedの電音鍵盤

MBDとFPGAと車載で使うデバイスの備忘録

LPCXpresso

RunnableインターフェースでマルチスレッドLチカ

LPC800 JVMとRunnableクラスの実装 前回(LPC800にJVM載せてUARTループバック - Lynx-EyEDの電音鍵盤 新館)の続きです。なお、JVMソースコード一式は以下を参照ください lynxeyed-atsu/RaVem · GitHubマルチスレッドで複数のLEDを別々の周期で点滅させようと…

LPC1114 DIPのArduinoボード "NeXtPino" 登場

Arduino本家がArduino DueでARMプロセッサに置き換わるなど、この界隈もまたにぎやかですが、依然としてDIPマイコンが使えるArduino UNOは人気が高いようですね。32bit Arduinoクローン(ソフトのみ、ハードのみ互換含む)でも chipKitシリーズ (PIC32MX/MIPS …

マルツのDIPモジュール基板でeXodusino

eXodusino関連の内容です。■いままでの内容です。参考までに Arduino API互換環境eXodusinoをLPC1114 DIPで使うまとめ - Lynx-EyEDの電音鍵盤 新館 Arduino API互換環境eX(ryまとめ その2 - Lynx-EyEDの電音鍵盤 新館 マルツからこんな基板が出たので買っ…

Arduino API互換環境eXodusinoをLPC1114 DIPで使うまとめ

ここでは、Arduino API互換環境 eXodusino をLPC1114 DIPで使うにあたっての手順をまとめてみました。(1) LPCXpresso IDEの用意 (2) eXodusinoのダウンロード (3) マイコンへの書き込み方法 (4) eXodusinoのLPC1114FN28/102用プログラムのビルド方法Arduino…

LPC4330がやってきた

"You underestimate my Core!!" - LPC4330 said. ダークサイドに堕ちた奴がやってきました。Cortex-M4/M0が入った非対称デュアルコア、LPC4330です。 Cortex-M0/M4ともにAHBマルチレイヤーマスタとしてバスにぶら下がる構造のようです。 LPC4330-Xplorerには…

ArduinoインタプリタiArduinoのeXodusinoへの移植(その1)

@nnmtng氏がArduino向けのインタプリタを作っておられることを聞いたので、使ってみた次第です。iArduinoの本家さまに詳細があります iArduino: Arduino上で動くインタプリタ言語自分はAVRマイコンのオリジナルArduinoが手元にないので(ぉぃ)、eXodusinoでも…

LPC1114のDIPを極秘裏に入手

悪い人がオランダから密輸してきたLPC1114FN28/102がやってきました。 ES品だそうです。うひょひょピンアサインは以下のとおりです。 LPC1114F/301と比較すると DIPで28pin SPIが1つになった RAMが4kに減った AVDD,AGNDとアナログ電源が分離できるようになっ…

LPC1114で音声再生

◆eXodusino量産向け試作品とピン配置 前回のエントリの続きです ピン配置は以下の通りです。 ◆ピン名称と入出力設定の関係 eXodusinoはArduino標準API互換*1なので、上記のD2ピンを出力ピンかつ、HIGHにしたい場合、 pinMode(2,OUTPUT); digitalWrite(2,HIGH…

Cortex-M0 Arduino互換環境 eXodusinoとブートローダの改良

前回紹介したeXodusino[エクソダシノ]量産先行品はブートローダを改良しました。 XMODEMを廃止し、無手順UARTによりバイナリを書き込むシンプルな方式です。 eXodusinoプロジェクトはgithubから一式をダウンロードできます。 http://github.com/lynxeyed-ats…

Duino-X試作版

前回の、Cortex-M0ベースのArduino FIO互換機を設計しましたよ、というお話のその後。 基板が上がってきたので、部品を実装しました。 今回の試作機は電源変動とLPC1114のブラウンアウトリセットの関係を調べることもあってパスコンを減らし、外部クロックは…

MARY-DUINOにSPI1クラスを追加

Duino-XはLPC1114F/LPC1114Lの48ピンLQFPデバイスを搭載予定です。*1 この48pinデバイスのみユニークで独立なSPI/SSPが2ch搭載されています。Duino-Xも本家Arduino FIOにくらべてここに強みが有ったり…で、GitHubにもこの変更を反映しました。 http://github…

Cortex-M0ベースのArduino FIO互換機 "Duino-X"

Arduino API互換MARY-DUINOが動作するハードウェア"Duino-X"をこさえました、っと。 MARY-DUINOの機能を増やしていくに連れて、特定用途に特化したハードウェアが欲しくなりました。 そもそもMARY-DUINOはArduino XBee APIライブラリの移植が目的でしたので…

MARY-DUINO、マイクロ秒オーダのユーザ割込み関数とウエイト関数に対応

MTM07に出展の皆様お疲れさまです。 風邪など引かぬようお気をつけて下さい。さて、Arduinoのウェイト関数でMARY-DUINOに未実装だった関数を実装しました。 delayMicroseconds() micros() 加えて attachMicroseconds((void *)user_function, int us) detachM…

特定の方々が条項の1文を取り上げて騒ぎにしていたCODE REDのライセンスについて

正確な事の発端は知りかねますが、LPCXpresso LPC1343が秋月で取り扱われ始まった、ちょうど1年くらい前から話題にしていた事で、「LPCXpressoのライセンスがあまりにも酷い。ライブラリのいかなる再配布(cr_startup周辺)も出来ないし、(ry」 というもの。 …

GitHubにMARY-DUINOの公開リポジトリを設置

MARY-DUINOの最適化時のバグ等が取れたのでアルファ版からベータ版へ引き上げます。 現状ではLPCXpresso IDE4のプロジェクトとなっております。 併せてGitHubにリポジトリを設置しました。フォークして利用者間での開発・公開を目指したいと思います。 今後…

LPC1114を使うArduino互換API環境、MARYDuinoでカラーセンサーを使う話

最近作っているSpartan-6 MicroBoardスタック用カメラボードはロボットの目の部分、つまり画像認識やSURF処理のために作っています。 ついでにiOS環境でHSV変換プログラミングをしているのはiPhone上のカメラで捕らえた映像の色認識をするため。 これから書…

MARYDuinoがXBee Arduinoライブラリに対応

久々のMARY基板ネタです。 巷ではXBeeが流行っているようです。 自分も秋月でお安くなっていたXBee Series2を3個買ってみました。 「何これわかんねぇw」無線化されたUARTの如く使える透過モードはいいとして、APIモードとか解りません。便利そうなんだけど…

MARYDuinoにSDクラス組み込もうとしたけど、どうしたものか

MARY基板のWikiサイトでArduino「っぽいコーディングが出来る」MARYDuinoを作ってます。 簡単なArduinoスケッチであればほぼ無変更で動くかも? ↑Arduino言語とOLEDクラスでマンデルブロ集合演算させてた結果を描画中の図 といってもまだまだ実装できていな…

Mac OS X Lionにしたらarm-elf-gccの野良ビルドができなくなったので再挑戦

昨日のネタの補足です。とほほ。 昨日はSnow Leopardでコンパイルして上手くいってたのですが、Lionにしてからconfigureさえ通らない顛末に。 たぶん、ARM以外のクロスコンパイラでも参考にはなるんじゃないかなとか■ gccがクロスコンパイラをコンパイル出来…

arm-elf-g++でC++がなぜかコンパイルできなかったからarm-elf-gcc-4.6.1を野良ビルド(Mac OS X 編)

ここに記した内容はSnow Leopardで試したものです。Lionでは動かなかったのでこちらでLionの時のarm-elf-gccの野良ビルドを試しましたので併せてご覧ください。 Mac OSXで動作するARMクロスコンパイラはMacPortsで簡単に $ sudo port install arm-elf-gccで…

LPCXpresso LPC1227でMARYボードAPIを流用したSPIライブラリ

Cortex-M0でもDMAが動くLPC1227ですが、FatFsを移植しDMA化したいと思います。 まずは、DMAなしでSPIを動かすところからはじめたいと思いました。 LPC1768/1769の時は、CMSISに準拠したペリフェラルドライバライブラリが提供されていましたが、現時点ではま…

DMA付きCortex-M0 / LPCXpresso LPC1227が来た

まだ日本に上陸していないLPCXpresso LPC1227を極秘裏に入手しました。ケケケケ 緒言 128KB flash 8KB SRAM micro DMA controller CRC engine Fm+ I2C 10-bit ADC 2 comparators Flash容量すげー。最大45MHz動作(フラッシュ1ウェイト。30MHzまでならフラッシュゼ…

NXPのARMプロセッサのDMAを理解したい

LPC1768/LPC1769を使っていて、是非使いたい機能の中にDMAがあります。しかし、GPDMAとあるように汎用DMAになると特定のペリフェラルに特化していないDMAとなるため、はじめてNXPマイコンを使う人に取っては設定項目の多さ、初期化手順の混沌といった問題に…

LPCXpresso LPC1768登場

デバッグ環境が3000円弱で揃うLPCXpressoシリーズにLPCXpressoLPC1768が登場しました。 日本国内での販売は間もなく始まる様です。NXPセミコンダクタージャパンの中の人によると、秋月電子でも取り扱いをするとの事です。 このXpressoを複数個入手した知人の…

LPCXpressoをMac OS Xで使いたい(ソフトウェア編)

- (※2011年7月追記:OSXでMARY基板の開発について) Google検索でこのページがヒットするようなのですが、 http://www45.atwiki.jp/marykiban/pages/38.html にOSXでの開発について書かせて頂きました。ご覧ください。 - 小難しい事たくさんやらせる割に成果…

LPCXpressoをMac OS Xで使いたい(ハードウェア編)

秋月で一番安く購入できるARM開発環境、LPCXpresso LPC1343搭載ボードを先日購入しました。 機能としてはワンチップマイコンに標準で搭載されているSSP,I2C,UARTなどがあり、32bit汎用マイコンという位置づけでしょうか?Cortex-M3を戴くLPC13xxシリーズはUS…