lynxeyedの電音鍵盤

MBDとFPGAと車載で使うデバイスの備忘録

15年前の復讐(笑)

小学校の時に秋葉原のガード下で買った懐かしいキットがまだ売ってました。

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紙フェノールの片面基板で1cm四方の気違いAMラジオキットです。今となっては、AMラジオの原理はただの共振周波数を拾って積分回路を通せば音は鳴る…くらいはなんとなく察しがつきますが、小学生にはわかる由も無く…。
困った事にその時はザーっという音しか聞こえなくて諦めた記憶が*1あります。
宿敵に相対したような気がしたので速攻購入(←ちなみに買ったのはガード下じゃなくてマルツ秋葉原2号館)。
開封
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昔と変わらない説明書のコピー。。。改訂された部分は手書き修正w
中波用増幅IC LMF501TはLA1050に置き換えられていました。(ピンコンパチ)
説明書通りに作ると仕上がる気がしないので、抵抗→コンデンサ→IC→トランジスタ→トリマーコンデンサ→コイルの順にハンダ付け。
4.7uFのコンデンサがどう考えても基板に差し込めないサイズだったので手持ちの4.7uFタンタルに置き換え。
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表はこんな感じ
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手持ちのスライドスイッチとケーブルタイでまとめて完成。右上のへんな透明な物体はボタン電池を熱収縮チューブでまとめたもの。
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音、ちゃんとなりましたよ。文化放送が。笑
やった!w

*1:今思うと、トリマーの半田付け不良orコイル断線が原因

RTOSはもう終焉、プラットホーム化による非言語による物理モデル開発の時代

来年の方針として、今まで通り、音声、画像信号処理を軸にしていきます。
この1年半程ARMプロセッサを中心に信号処理ネタや*duinoネタをやってきましたが、

それに加えて、

  • MBD(Model Based Development)によるFPGA開発の本格化
    • 大規模集積回路の開発では、—特に車載—言語記述によるプログラムの限界が既に見えてきています。 RTOSによるタスクの整理といった小手先の細工でも限界が来るのは時間の問題だと思われ、言語表記に於ける揺らぎなどのバグの原因となるものの抜本的な吸収も必要に思えます。MBDはポストビヘイビア駆動開発に不可欠であり、物理モデルに基づいた抽象度の高い開発が可能です。タスクはモデルベースで考慮すべきなのです。
  • 「CPUを統一する必要は無い — バスを統一すべし」
    • そういったプラットホーム開発のためにはバスアーキテクチャの標準化が不可欠です。本ブログでは此処で独自バスを構築するのではなく、AXI4のプロトコルを理解しMATLAB,OCTAVE,Scilabをもちいた物理モデルのシミュレーション、FPGAデバイスへのインスタンシーエートをしていく予定です。
  • 加えて
    • しばらくご無沙汰しているPSoCも再開する予定です。これはおもにPSoC3で、アナログ回路の振る舞いを研究する目的もかねています。

というわけで、来年もよろしくお願いします。